3月末のスタートから、半分を過ぎて
これから大詰めを向かえる、
NHK朝の連続TV小説「こころ」。
ヒロインは、元ブランチ・リポーター
の中越典子ちゃん。
7/20新宿伊勢丹で、大加章雅チーフプロデューサー
と共に行われたトークショーのダイジェスト版です。
※発言集には、間違っている所もあると思います。
不適切だと思われる場合、ご指摘して頂ければ
管理人の方で修正させて頂きます。


Q:舞台として浅草や新潟が選ばれた訳
こころのお父さんがいる、新潟の花火職人とか、
こころの家の『うなぎ屋』とか、
家業を持ってる家族と、それに関する人情を
テーマにしたかったからだそうです。


ヒロイン合格した時の家族の反応
典ちゃんの実家、佐賀に居る家族は、
典ちゃんのヒロイン合格に喜んだそうです。
それは、とてつもなかったようで、
お母さん、お姉さんは号泣して何を言っているか
分からない位だったとか。
今では、BSの一式を揃えて買って貰って
もちろん毎日見ているそうです。


方言
お父さんにヒロイン合格が決まった事を
電話で報告する時に、
周囲にスタッフが居たらしいのですが、
思わず佐賀弁が出てしまったそうです。
その事を『恥ずかしい』と言う典ちゃん。
その後、司会の人の誘導などもあって、
中越 「受けたとばってん、受かったとさ(※)」
と、その時、発した佐賀弁を言わされる典ちゃん。
※たしか、こんな事を言ってたと思います。


恥ずかしがる典ちゃんですが、この方言の温かさに
大賀 「佐賀を舞台にしても良かったな」
と思ったそうです。


Q:こころの生き方って、どう思いますか?
中越 「素晴らしい。
私は絵を描いたり、ジュエリーを作ったり、
モデルをしたりなど、気が多くて、
どれも諦めてしまいがちな人なんで、
こころみたいな、愛する人の為に真っ直ぐに生きていくというのは、
素晴らしい事だと思います。
それに心も広くて、魅力的だと思います」


Q:中越典子ちゃんをヒロインに決めた、
彼女の魅力って、どんな所ですか?
大賀 「目が表情豊かなんですよね。
そして、毎日、ワクワクし、活き活きしてる所です」

今まで朝ドラマを何本か手がけたと言う、
大賀プロデューサーの経験上、
今の時期(夏場)は、倒れるヒロインが多いらしいです。
そんなヒロインをスタッフが担ぎ上げて、
また現場に放り込むみたいな、過酷さだとか。
外見が華奢に見える典ちゃんも、
それを心配されたけど、その予想を良い意味で裏切って、
とてもタフに、こなしているそうです。
この元気さも魅力的だったようです。


元気な理由
ビタミンを取るなど食事にも気を使っているそうですが、
『病は気から』
と言うように、気力、気の持ちようだそうです。
『私が、やらなきゃ、先に進めない』
と言う責任感があったおかげで、元気でいられるそうです。

なお現場では、月〜金の朝10時〜夜12時まで
収録・打ち合わせがビッシリで
ヒロインがホッと休めるのは、昼ご飯のひと時だけだとか。
大賀 「ギネス級ですね」
と、その過酷さを表現。


休日の過ごし方
休みは土日(地方ロケが無い場合)らしいです。
その休みの過ごし方は、
昼過ぎまで寝ているそうです。
そして夕方までボーっと過ごしたり、
ビデオ借りてきて映画見たり、
趣味の油絵の画材を買いに行ったりとか
普通の女の子と変わりないそうです。


共演者
典ちゃんは、
こころのお婆ちゃん役の 岸 恵子さん、
こころのお母さん役の 伊藤 蘭さん
と言う、大物女優陣に初めて会った時は、
中越 「本当に、私が、こんな凄い人達と出来るのかな」
と思って、顔をジッと見れなかったそうです。
ただ、本当に優しくして頂いたらしく
岸 恵子さんについては、
中越 「お茶目で可愛い人。
女優としてだけではなく、女としても見てるだけでも勉強になる」

と言っていました。
岸さんは、着物の着方も教えてくれたそうで、キチンと出来ないと
『そんな、野暮ったい着方して』
と、言う有り難い注意も貰うそうです。
ただ、そんな岸恵子さんも、
色んな事を忘れてズッコケたりと
言う可愛らしい一面があるそうです。


浅草3人娘
こころの友達として登場する、
お風呂屋さんの娘:大場香澄 役 の羽田実加さん
渡し船屋さんの娘:山本投網子 役 の小池栄子さん
とは、仲良しだそうで、3人集まると他愛も無い話で
盛り上がっているそうです。
ただ、3人の役柄上の個性はバラバラ。
これは、
大賀 「20歳を過ぎても個性の違う3人が
昔のまま友達で居ると言うのが良いですね」
と言う願望からの設定だそうです。
司会 「友達と言えば、佐賀のお友達とは今でも親交ありますか?」
中越 「東京に出てきた佐賀の友達で集まる事はあります。
佐賀出身と言う事で、はなわさん
(=「佐賀県」と言う歌がヒット中の芸人さん)
のCDも買いました」


オープニング
朝ドラマの顔とも言える、番組のオープニングは、
何枚ものスチール写真で、構成されているのですが、
これは、ワザと静止画を使ったんだそうです。
大賀 「モデルをやっていたと言う事もあるんですが、
中越さんがカッコイイですよね。
さりげない服装で颯爽とカッコイイ。
ただ、ドラマ中では、こころは、よく笑っていますが、
このオープニング中のスチールでは笑っていません」
これは、こころが、幼い頃に
お父さんが出て行ってしまった
と言う寂しい心も内部に秘めている女の子だ
と言う事を表現している為だそうです。


今後
大賀 「今後、どういう展開になって欲しい
または、どういう風にしていきたいですか?」
とのプロデューサーの問いに、たしか
中越 「二人の子供(倖と優太)の為にも
一途に頑張ってほしい。
また、それを支える男の人も出てきて欲しい」
と答えていたと思います。それに対して
大賀 「(恋人は)ちゃんと用意してあります」
との答え。


今後の見所
二人の子供の本当の母親が再登場し、
『子供達が本当に幸せになれる母親って、
どっちなんだろう』
と言う決断を迫られる展開もあるそうです。
この時のこころは
大賀 「本当に良い母親になっています」
と言う事で見所ですね。
あとは、
(1).新潟に行ってしまった、
こころのお父さんは本当に帰ってくるのか?
(2).ブラジルに渡ったお婆ちゃんが
風変わりな人を連れて帰ってくる


などを挙げていました。


最後に
中越 「『こころ』も半分が過ぎました。
これまでにも色んな波がありましたが、
その波も、たくさんの人に支えられたおかげで
乗り越えてこられました。
あと1ヶ月撮影が残っていますが、これからも
頑張っていきますので楽しみにしていて下さい。
今日は暑い中、お集まり頂きまして、ありがとうございました」


HOME 掲示板 - 2003年07月のTOPへ戻る - リンク集