HOME | 増刊号| お夜食語録| 特別編| リンク集| ランキング| アンテナ|


特別編
新妻聖子ちゃんファンクラブイベント
『皆のお茶会〜1杯目〜』
日時 2005年04月30日(14:00〜16:00)
場所 東京:西新宿  ヒルトン東京:大和の間
人数 70〜80人位


現在、帝国劇場にて、大好評公演中のミュージカル『レ・ミゼラブル』
その『レ・ミゼラブル』で、エポニーヌ役を演じているのが
元・ブランチリポーターの新妻聖子ちゃん


その新妻聖子ちゃんのファンクラブ『S-Presso!』(エスプレッソ)
の結成イベントが『皆のお茶会〜1杯目〜』
と銘打って、東京のヒルトンホテルと言う所で開催されました。


私はファンクラブに入っていないのですが(すみません)
ファンクラブの友人の『同伴者』と言う枠で
連れていってもらい、参加してきました。


※発言集は私の記憶によるものなので、完全では
ありませんが、雰囲気だけでもお伝えできたらと思います。


会場
  会場となったホテルは、主に『結婚披露宴』で使われる
所で、受付をしている時にも
『今日、まさに、これから挙式です』と言う花嫁さんの姿が
見られました。


今回のイベントが開催された『大和の間』も
キャンドルサービスして周るような
円いテーブルが並んでいました。


客層は、女性7:男性3くらいで、生活にゆとりがありそうな
人が多かったです。


スタッフ
  イベントの司会進行を努めてくれたのは、
寺田さんと言う男性の方。
聖子ちゃんの唄う曲の伴奏をしてくれたのは
長谷部さんと言う女性の方。
長谷部さんは、ミュージカル『ライオンキング』
伴奏を担当しているそうです。


登場
  司会の人から簡単な諸注意を受けた後
『それでは新妻聖子ちゃんの登場です!』
の声に合わせて、会場の照明が落ち、前方の扉が開きました。
それと同時にスポットライトを浴びた聖子ちゃんが
『My Favorite Things』(マイ・フェイバリット・シングス/
映画「サウンド・オブ・ミュージック」より)
を歌いながら入場してきました。
この唄を聴いた時に、JRの『そうだ、京都へ行こう!』
と言うCMで使われている「♪チャララチャララチャララ〜」
って言うあの曲だと瞬時に思いました。


聖子ちゃんの衣装は黄緑色より少し薄いかなと言う
感じの春らしい色のワンピースのドレスでした。


歌い終えた後で、聖子ちゃんの口からご挨拶。
新妻 「本日は、私のファンクラブ『S-Presso!』のお茶会に
お集まり頂き、ありがとうございます。
入ってくる時に、結婚式のような雰囲気で
ビックリしました(笑)」
と、本音をポロリ(笑)。
新妻 「本日は、お茶会と言う事で、ゆるーい感じで
いきたいと思いますので、皆さんも、最後まで
ごゆっくりお付き合いください」
と言いながら、聖子ちゃんの目線は客席のある一点へ。
新妻 「良いな〜、(お客さんに配られた)イチゴタルト。
私も食べたいな〜」
と、聖子ちゃんが感情たっぷりにつぶやいたので
場が和みました。


お茶会なので…
  会場に集まったお客さんは、年齢層が
幅広く、小さいお子さんを連れている方も
チラホラと見受けられました。
新妻 「老若男女の方に集まって頂いて嬉しいです。
今日は、お茶会なんで、皆さんもリラックスして
ケーキでも食べながら、BGM代わりにでも
私の唄を気楽に楽しんでください。」
と、聖子ちゃんが喋っているので、自然と
お客さんの視線が集まるわけですが
新妻 「そんな一斉に見つめないで!」
と、視線を反らす仕種。
『レ・ミゼラブル』で観衆を圧倒している声の
持ち主とは思えないシャイな一面を覗かせました(笑)。
新妻 「『お茶会』なんで、気楽にいきましょうね。
・・・ま、私1人だけ随分めかしこんでますが(笑)」


『レ・ミゼラブル』への経緯
  聖子ちゃんが、『レ・ミゼラブル』のオーディションに
申し込んだ時、最初はエポニーヌではなく、
エポニーヌのお母さん役のファンティーヌ役で
申し込んだんだそうです。


ところが、試験官の人に
『君には、もっとピッタリの役がある』
と言われ、
『明日までに、この曲(on my own)覚えてきて』
とエポニーヌ役を薦められたそうです。
ただ、
新妻 「その時の試験官の人の表情が
『ま、1日じゃ歌詞覚えられないだろうけどね』
と言う感じだったので、それに『カチーン』ときて(笑)
一生懸命徹夜で覚えました。
翌日に『覚えてきました!』とやってきた私は
『道場破り』でしたね、まさに(笑)」


  2曲目は、その思い出の『夢破れて』を披露。
一体、何がダメなのかは良く分かりませんが、
私は、そんな事関係なく、力強い歌声に魅せられてました。


スライドショー
  中盤は、スライドを交えながら、聖子ちゃんが
それに対してコメントしていくと言うのが続きました。
『レ・ミゼラブル』の『恵みの雨』
  →エポニーヌがマリウスの腕の中で息絶えるシーン
  では、マリウス役の人が色んな水分(笑)
  を降らすそうです。なので
新妻 「色んな水分を避ける為に、
上半身は随分器用になりました(笑)」


ガラスのうさぎ
  話は、第二次世界大戦中の日本(東京)を
舞台にしたアニメ映画『ガラスのうさぎ』 の話に。
主題歌を担当している聖子ちゃんは、
祖母、母、姉と一緒に4人で見に行ったら
全員でズービーズービー泣いたそうです。
新妻 「それ位、良い映画なんで皆さんも良かったら
見に行ってみてください」
と言った後、この映画の主題歌の音源を
初めて聞きました。サンプルでは途中までしか
聞けなかった曲がフルコーラスで聴けた貴重な
時間でした。
新妻 「この曲にはオチと言うか、裏話がありまして…
子供向けの映画と言う事で、裏声をメインに
レコーディングして、キレイにまとまって録り終えたんですよ。
ところが、音楽担当の大島ミチルさんから
『キレイにまとまり過ぎてる。これはこれで良いんだけど、
一度で良いから、地声でやってみない?』
と言う提案が出たので、地声で録ったのが、今の曲です」
この曲を聖子ちゃんの生唄で聞けなかったのは、
聖子ちゃんに言わせると
『脳天突き抜けるような音程の高さ』
だからだそうです。
これは、『ミス・サイゴン』のキムより更に1段高い音程だそうで、
新妻 「これは、『レ・ミゼ』の公演が終わって元気な時にでも」
と言う位、体力を消耗するらしいです。
聖子ちゃんにも限界があったんですね。


回想
  スライドが『レ・ミゼ』→『ブランチ』へ。
1枚目は当時のリポーターの集合写真。
聖子ちゃんの他に、湯原麻利絵ちゃん・川瀬良子ちゃん
小川エリカちゃん・野仲美貴ちゃん・ゆりんちゃん
山口あゆみちゃん・岸本ゆきえちゃん
と言った懐かしい顔ぶれが並ぶ、そのスライドを見て
新妻 「(入った当時は)大学3年生の後期で、
5日間寝ないでウィーッとなりながら
勉強した事もありましたね」
と、当時を回想する聖子ちゃん。


食べたーい!
新妻 「『王様のブランチ』って、毎週豪華な
お食事を紹介するコーナーがあって、
前に座っている人は、その内の1件を
スタジオで食べられるんですよ。
けど、後ろで座っているリポーターは食べる事が
出来ないんですよね。
だから、リポーターだった時は、
『良いな良いな〜』
って、感じで、もう、口の中、
よだれダラダラでした(笑)。


ある日、そんな私の『食べたい』オーラを
発していたのが分かったのか、
当時の司会者:さとう珠緒ちゃんが
タッパーに包んで、『食べる?』って
楽屋に持ってきてくれて感激でした。
私、食べ物に関する恨みも忘れませんが、
食べ物に関する恩も絶対に忘れません」


その他
  (1)夜中2時にロケが終わった、その僅か2時間後にシラス漁
  に行った時もあるそうで、その時は本当に
  辛かったそうです。
  車酔いもするし、船酔いもすると言う体質の聖子ちゃんは
  本当にぐったりしていたそうです。
  (その時の様子を映したスライドも用意されてました^^;;)
(2)伊豆でお買い物ロケした時に、スタッフさんが
  姫様の衣装を忘れたそうで
  『何か伊豆っぽいもの着せとけ』
  って事で、その日の姫様は、お茶摘する人
  のような格好をさせられたそうです。


勿体無い
  王様のブランチの『食』ロケでは、オンエア用のVTRが
撮れたら、残りに口を付けるのは珍しいそうです。
聖子ちゃんは、それが勿体無くて全部食べるのを
モットーにしていたようです。なので
新妻 「1日でラーメン8杯食べた事もあります。
私、貧乏性なので、残すのが不憫で不憫で…
この頃は1番痩せてました」
と言った後、
新妻 「今のは軽く嘘です(笑)。『レ・ミゼ』の初日がプレッシャーで
1番痩せてましたね。30s台になってました。
夏バテもあったんでしょうけど、辛かったですね。
一生懸命食べてました」


英語
  小学5年生〜高校卒業まで
お父さんの仕事の都合でタイで生活していた聖子ちゃん。
今は、英語がペラペラな印象のある聖子ちゃんですが、
最初は、やはり苦労したそうです。
そんな聖子ちゃんの為に、お母さんが
『映画を見せて、英語を勉強させよう』
と見せたのが、映画「サウンド・オブ・ミュージック」
だったそうです。
1曲目に歌った「My Favorite Things」は
その中の1曲で、日本語訳にすると、
『私のお気に入り』
新妻 「私の大好きな、ファンの皆さんと一緒に過ごせる、
その嬉しさを表して、1曲目は、この曲にしました」


4曲目
  高校生時代に流行った、『タイタニック』はタイで
3回見たそうです。
主題歌『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』
/セリーヌ・ディオンにも感動し、
新妻 「こんな歌手になりたい!」
と、今でも尊敬しているそうです。
で、4曲目は、その『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』。
聞きなれた曲だけに、その歌唱力の
凄さを改めて感じました。


2005年版
  『「レ・ミゼ」で好きなシーンは?』
と聞かれた聖子ちゃん。
(1)『一日が終わりゃ 歳を取る』
  (♪一日の終わりに)
(2)『下向け〜』
  (♪囚人の歌)
などのシーンを挙げていました。
エポニーヌとしての好きなシーンは、
新妻 「エポニーヌは不幸な境遇だから、
笑うシーンが少ないんですよね」
と迷いながら、一幕のラストで全員のコーラスがぶつかる
『ワン・デイ・モア』を挙げていました。
新妻 「これからエポニーヌが運命の歯車に巻き込まれていく
そんな感じが良いですね。ライトの使い方もキレイですし」

  逆に『「レ・ミゼ」で怖いシーンは?』
と聞かれ、これには
『エポニーヌの使い走り』と言う曲を挙げ、
新妻 「『コゼット 思い出す』のシーンでは、いつも、
アカペラの音程を外さないかが心配ですね」

  『初演と1番、変わったのは、どんなシーンですか?』
の質問には、『めぐみの雨』と答え、
新妻 「『ミス・サイゴン』で自殺の演技を経験したから
変わりましたね」


5曲目
  5曲目は、『レ・ミゼラブル』でのエポニーヌ
最大の見せ場
『on my own』(オン・マイ・オウン)を、
特別に英語バージョンで披露。
歌っている最中で、両手の手首と手首を合わせる
ようにクロスして歌っていたのが、『抱きしめる』
イメージに見えましたが、後で話題に出なかったから
深い意味は、なかったのかも知れません。


  この後、聖子ちゃんが朝から
手作りしてきたチョコレートマフィン争奪の
ジャンケン大会。
私は、取れませんでしたが、
連れて行ってもらった友人が
ゲットしてくれました。
中身を見せてもらうと、
チョコレートマフィンの他には、
『Seiko Niizuma』の文字が入った
タオルが入っていました。


ミス・サイゴン
新妻 「本当、『ミス・サイゴン』大好きです。
(キム役は4人居るので)私の出番は1/4しかないのに
 出番が無い日も帝劇に行って
帝劇の人に『また来たの?』と言われる位、観てました。
私、公演期間中は、出番無くても、
ほとんど帝劇に居たんじゃないかしら(笑)」
と、語る聖子ちゃん。今でも
新妻 「(レ・ミゼのメンバーを見て)
この日は『サイゴン』出来るな」
と言う事が頭によぎる程、大好きで
新妻 「再演願ってます!」
聖子ちゃんの瞳が輝き、熱くさせる『サイゴン』
再演願います。私も一度見てみたいです。

  そこまで魅かれるのは、キムの『命をあげよう』に
あるそうです。
新妻 「最初歌った時は、正直、ピンと来ませんでした。
だけど、歌えば歌うほど虜になっていっていく
そんな、懐の深い唄ですね。キムが私に乗り移る、
そんな感覚を覚えました。
この『サイゴン』を通して役者としてだけでなく、
人間としても大きくなれたと思います」


女心
  ミス・サイゴンでは、アオザイと言う衣装を
着るそうですが、その採寸の時に
新妻 「女の子としては、少しでもウエストを小さく
細く見せたいと言うのがあるじゃないですか」
と言う事で、少しお腹を引っ込めた状態で
採寸して衣装を発注したそうです。
そしたら
新妻 「サイズがピッチピチなもんで、衣装替えの時に
脱ぐのに手間取りましたね。
『見栄張るもんじゃないな』
と、思いました。
それでも公演の最後の方は、そのサイズでも
大丈夫でしたけどね」


トリ
  そろそろ終焉時間が近づいてきて
新妻 「今日は、ファンクラブ『S-Presso!』の
集まりに参加して頂いてありがとうございます。
今日、こうして、皆さんとお会いする事が出来た事を
本当に嬉しく思います。
また第2回、3回と続けて行きたいと思いますので、
応援よろしくお願いします」
と挨拶、会場から拍手が起こって、
新妻 「では、『命をあげよう』聴いてください」
この曲は、去年のイベントで聞いて以来ですが
やはり迫力のある歌声でした。


幻の曲
  聖子ちゃん的には、ここで終わるつもりでしたが
観客席からの『アンコールは?』
の問いかけに
新妻 「それは、想定の範囲外でした」
と、悩む聖子ちゃん。伴奏の長谷部さんが、
悩む聖子ちゃんに、『これは、どう?』と
一面の譜面を差し出すと
新妻 「え?これですか?」
と、困惑の表情。
と言うのも、この曲は明日(5/1)に『レ・ミゼ』があるから
止めようかと打ち合わせで話していたそうで、
本来の『ミス・サイゴン』でも時間の都合上、
カットされていると言う幻のキムのソロ
『トウーマッチ・フォー・ワンハート』。
(曲名正確じゃありません、ごめんなさい)



他に弾けるものが無いという状況もありましたが
新妻 「行きます!本当に、これ以上は無しですよ」
と、アンコールに応えてくれました。
『クリスに今から会える』と言う、
喜びに満ちた曲なんだそうです。


  この後は、会員さんと、その同伴者の一組ずつ、
金屏風の前で聖子ちゃんと記念撮影。
『S-Presso!』のプラカードを持ってる
聖子ちゃんは、『何かのバスツアーみたい』
と感想を述べていました(笑)。


会員さんの記念撮影が一通り終わると、
男性のマネージャーさんに記念撮影を
求める人や、会員さん同士の交流を
深めている光景が見られ、
終始穏やかなイベントでした。


HOME | 増刊号| お夜食語録| 特別編| リンク集| ランキング| アンテナ|